公演レポート

最難関のオペラに取り組んだ夏

怒涛の勢いで年内の出演演奏会を振り返っていきます。

本日の記事は2021年から毎年夏に出演させていただいている「ちちぶオペラ」。

浦和ユースオーケストラの本番の興奮冷めやらぬ中、世間はお盆休みでしたが秩父入りします。

会場となる「秩父宮記念市民会館」の大ホールを3日間貸し切っての練習。贅沢です!

今年の演目は、前半が様々なオペラ作品からの抜粋。

後半はプッチーニの歌劇「ジャンニ・スキッキ」でした。

このジャンニ・スキッキが本当に難しくて・・・

これまでに指揮させていただいたオペラの中ではぶっち切りで難しかったと思います。

複数の登場人物が一度に色々なことを好き勝手喋る・・・といった物語ですので音楽の縦の線を合わせるのも大変ですし、横の揺れをオーケストラに伝えるのも一苦労です。

こんなにスコアに色々と書き込みをしたのは初めてなんじゃないか・・・というくらい色々と線を引き、文字を書き、準備してきました。

さて、そんなハードな現場でしたが、やはり秩父グルメを楽しむことは忘れてはいけません。

今年は例年より時間的余裕が無く、あまり遠出はできませんでしたが、

蕎麦や、

たれカツ丼、

そして日本酒のお供。

オケの皆さんとは2日間飲み歩き、親睦を深めました。

付き合いが5年目となるオーケストラの皆さんとだから乗り切れた本番だったと思います。練習から本番まで、阿吽の呼吸で繋がっていると感じた瞬間が何度もありました。

来年以降、どんな難曲が来ても、きっと乗り切れるでしょう。

ソリストの皆さんも、お疲れ様でした。あんなにアンサンブルが難しい楽曲を、演技もしながら・・・本当に尊敬します。

ありがたいことに、来年も再び指揮台に呼んでいただいています!

詳細は、また追って投稿したいと思います。

ABOUT ME
condzoomin
指揮者・ピアニスト・愛猫家。ショスタコーヴィチの作品研究と演奏をライフワークにしています。好きな日本酒は浦霞。