公演レポート

八千代フェスティバルバンド第11回スペシャルコンサートに寄せて

2020年2月23日(日)、常任指揮者を務める千葉県八千代市の市民楽団、「八千代フェスティバルバンド」のスペシャルコンサート(定期演奏会)でした。

コロナウィルスによる感染拡大が危ぶまれる中、来場されるお客様にも細心の注意を払って頂き、開催を決定。

会場入り口にも注意書きを。

今回の公演はかなり広報活動に楽団員一同努力しておりましたが、さすがにいつもよりお客様の入りは悪かったですね。当然といえば当然ですが・・・。

僕はかなりの雨男でして、八千代フェスティバルバンドの指揮者になってからかなりの確率で演奏会当日が雨に見舞われていましたが、今回は快晴。

少々風が強くて看板が倒れないか心配ではありましたが。

午前中一杯を設営とリハーサルに充て、午後から本番です。

いつものことですが、開幕前のウェルカムコンサートは出番がないので客席に紛れて聴いておりました。

あれだけのハードなプログラムに加えてアンサンブルの練習もしていた団員の皆様には頭が下がります。

アンサンブルを終えると、いよいよ本番。

毎度の事ですが、本番は驚異的な集中力を発揮しますね。素晴らしい演奏だったと身内びいき抜きにして思いました。

第2部はポップスステージ。

パートごとに思い思いの衣装で臨みました。

こちらの写真は「パプリカ」演奏の図。

楽団員の中には家族連れも多く、練習時にはいつも合奏場の隅で子供達が遊んでいます。その子供達と団員有志による歌と踊りをお送りしました。

この「八千代フェスティバルバンド」は大学院を修了して社会に出た2016年からずっと自分を指揮者として起用してくださっています。その恩に報いるべく、これからも演奏技術の向上に尽力する所存です。

これまでに8、9公演ほどご一緒させて頂きましたが、ほぼ全ての公演に来ているというお客様から「回を重ねるごとに上手くなっている」とお褒めの言葉を頂きました。

今回の選曲は、「アンサンブル技術の研鑽」「表現力の向上」といった意図がありました。約7ヶ月という期間これらの曲と向き合った事で、更に上を目指せるようになったと思っています。

今回はスパークの難曲「宇宙の音楽」を取り上げましたが、吹奏楽を極める上で乗り越えなくてはならない作曲家はまだまだいると思っています。

次回、第12回スペシャルコンサートは2020年9月22日(火・祝)。メインにはスミスの「フェスティバル・バリエーション」を取り上げます。

いずれはヴァンデルロースト、デ・メイなどの作曲家にも挑戦していきたいと考えています。

これからも八千代フェスティバルバンドの応援をどうぞよろしくお願いします!

ABOUT ME
condzoomin
指揮者・ピアニスト・愛猫家。ショスタコーヴィチの作品研究と演奏をライフワークにしています。好きな日本酒は浦霞。