こんばんは。
今回の更新は、前回の続きとなります。
埼玉の白雲山鳥居観音というところにお参り(?)に行った後、更に車を西に走らせて山梨へ。
次なる目的地は、廃道の見学です。
1時間半くらいかかったでしょうか。車通りもほとんどない場所です。
奈良倉トンネル、とありますね。奈良と名前が付いているから鹿が描かれているのでしょうか?
車は通行止めですが、人は立ち入ることができるそうです。
明かりの点いていないトンネルというのはなんとも言えず不気味なものです。
ここは特に心霊スポットのような曰く付きの場所ではありませんが、それでもやはり何度か背後を確認してしまいました。
トンネルを抜けると、寂しげな風景が広がっています。もう、二度と車が走ることは無いであろう道路。
人の声も、車の音も、何も聞こえない空間が広がっています。
しばらく歩いていると、2つ目のトンネルが口を開けています。
白草トンネル、と書かれています。
1995年竣工。そのあとに松姫トンネルというものが出来てから廃トンネルとなってしまったようです。
先ほどの奈良倉トンネルよりもはるかに長く、途中カーブしているため・・・
一寸先は闇。全く先が見えない状態です。
とは言ってもいざ中に入ると、意外と真っ暗ではないんですね。入り口からの光を感じられるからでしょうか。
それでも出口が見えてくると安心します。
白草トンネルを抜けると、3つ目のトンネルが見えてきます。
もういよいよ人が一切立ち入らないような雰囲気。心霊スポットと言われても、信じてしまうでしょうね。
このトンネルの左手には道が続いているのですが、途中で柵が設けてあり先に進むことはできません。
ふと道の下を見ると鹿?のような生き物が逃げて行きました。
さて、このトンネルに入ると・・・
ちょっとびっくりしました。先ほどまでのトンネルと違ってライトが点いている。しかも、色がオレンジ・・・ものすごく不気味な雰囲気です。
近くまで寄ってみると、こんな感じ。センター・オブ・ジ・アースの乗り場を思い出しました。
ここは、ダムの入り口だったんですね。
葛野川ダムといいます。
この先はダムの堤頂に続いているらしいのですが(ネットで調べて知った)、そこには行くことができません。
この先はどうなっているのでしょう・・・
トンネル内は分岐していますが、もう片方の道も入れないようになっています。
短い時間の滞在でしたが、元の道に戻ってきました。
非日常から日常へ戻ってきたような感じがします。廃墟は見かけると結構テンションが上がるものですが(個人差あり)、いざ足を踏み入れると謎の緊張がありますね。
誘ってくれた友人には感謝です。
3月のほとんどの仕事がキャンセルとなりこれからは家にこもる日々が続きそうですが、心折れずに日々技術の研鑽に励みます。
たまにこういった非日常的な体験ができると、少し生活にも潤いが出るのかもしれません。