こんばんは。
僕の住む池袋は夜な夜な道路で酒盛りをする若者が非常に多く、夏だけかと思いきやこの寒い中、何がそんなにおかしいのか声を響かせて笑ったり、この前はギターを弾き語っているグループもいました。近所迷惑だろ。
一応、こういった張り紙もしてあるんですけどね・・・。
この寒い中、ここで馬鹿騒ぎをしている連中は大体IQが2〜3といったところだと思うので(サボテンと同じくらい)、そもそもこんな掲示を見るわけがないし、見たとしても中身を理解できるわけもありませんよね。
今日もやっぱりゴミが散乱していました。ここは工事中の場所でもあるんですが、これを片付けるのはその現場の人になるんでしょうか・・・。
仲間内で楽しむのは大いに結構ですが、ルールを守った上で初めて自由が保証されるということに早く気付いて欲しいものです。そんな子供でもあるまいし。
・・・と早々に愚痴になってしまったので今日の日記でも更新しましょうかね。
9月から始まった歌劇団Kamiteの稽古が遂に全て終了しました。
あっという間です。あとは前日の場当たりと本番を残すのみ。
今日は《カヴァレリア・ルスティカーナ》の初めて実寸での通し稽古だったのですが、いざ本番と同じ距離でやってみると指揮と歌手のコンタクトが取りづらい箇所があったり、感覚を掴むのに苦労しました。
歌手の皆さんも、思いの外移動しなくてはならない距離が長かったりして、少々大変そうでした。
約2ヶ月半の短い間でしたが、初めて学校の外でオペラの現場に携わることができて、とても幸せでしたし、色々と勉強になりました。
いよいよ今週末、22日が本番です。
皆様のお越しをお待ちしております。
《カヴァレリア・ルスティカーナ》というオペラはクラシック好きでなくても名前を知っているという人は結構多いようで、それは恐らく劇中で演奏される間奏曲があまりに有名だからなのだと思いますが、物語がどんなものかを知っている人というのはそこまで多くないように見受けられます。
間奏曲のあまりの美しさに誤解する人もいるかと思いますが、《カヴァレリア・ルスティカーナ》の内容は割と過激というか、暴力的な描写や醜い人間の感情が浮き彫りになったものです。
このオペラは「ヴェリズモ・オペラ」の代表作とされていますが、「ヴェリズモ」とは何かと申しますと19世紀末から文学を中心に発展した傾向で、日本語にすると真実主義とかそういった訳になります。
ヴェリズモ・オペラとは簡単にいえば身近な人々の生活、実際に起きた事件、生々しい暴力描写などを題材にしたオペラという感じです。
この辺は一言で語るのは難しいので、いつか記事を丸々使って書けたら・・・と思っています。
《カヴァレリア・ルスティカーナ》は、
シチリア島のとある村の若者、トゥリッドゥは兵役に行っている間に自分の恋人が違う男の妻になってしまった悲しみを癒すために別の女性と愛し合うけど、結局元恋人のことが忘れられず不倫関係になった結果、その夫に殺される
という救いようのない話です。
このトゥリッドゥという男、勿論兵役に行っている間に恋人(ローラ)が他の男と結婚してしまった事には同情せざるを得ないのですが、
今付き合っている相手(サントゥッツァ)に不倫の事を問い詰められると最初はとぼけるけどすぐに開き直って「俺はお前の嫉妬の奴隷ではない!」と逆ギレするというなかなかの屑男っぷりを見せつけます。
裏切られたと感じたサントゥッツァはローラの夫に告げ口。
それがきっかけとなりトゥリッドゥは決闘によって死んでしまうわけですが・・・
人間の嫉妬という感情、醜さをこれでもかと見せつけてくるオペラです。
マスカーニの紡ぐ音楽がまた素晴らしく、この血生臭い物語に大いに引き込まれます。
11月22日は、是非とも武蔵野市民文化会館に足を運び、この血生臭い物語の中に没頭して頂きたいものです。
チケットはまだありますので、お気軽にご連絡ください。
Twitterはこちら。DMお待ちしています。上記の僕のTwitterからDMを頂ければチケットのご用意をさせて頂きます。
《公演詳細》
会員優待公演(上記のTwitterよりチケット受付中)
2019年11月22日(金)
・カヴァレリア・ルスティカーナ 13:00開演
・道化師 15:00開演
入場料:各演目3,000円
指揮:泉 翔士/演出:舘亜里沙/ナビゲーター:海下智昭
一般公演
2019年11月22日(金)
17:30開場、18:00開演(2演目連続上演)
入場料:5,000円
指揮:苫米地英一/演出:舘亜里沙
申し込み先 opera.kamite@gmail.com