公演レポート

横浜交響楽団第718回定期演奏会に寄せて

少し更新が遅くなりましたが、9月14日は横浜交響楽団の定期演奏会でした。

横浜交響楽団との共演はこれで4回目。前回の第717回定期演奏会に続いて指揮を務めさせて頂きました。

会場は、神奈川県立音楽堂。

今回のプログラムは「作曲家の円熟」と題したもので、いぶし銀な選曲でした。

まず1曲目はウェーバーの《オベロン》序曲。ウェーバーのオペラ序曲の中でも《魔弾の射手》に続く人気曲でしょう。オペラそのものは今では上演される機会は無いようですが・・・

2曲目はモーツァルトの交響曲第39番。モーツァルトの3大交響曲(第39番〜第41番)の中では若干影が薄いですが、モーツァルトが晩年に気に入っていたというクラリネットが編成に組み込まれておりとても暖かい雰囲気の曲です。弦楽器の音数がかなり多いので弦楽器の皆さんは演奏終了後、肩で息をされていました・・・。

メイン、ブラームスの交響曲第3番では皆さん極限まで高まった集中力で、血湧き肉躍る感覚を覚えました。録音を聴いてみたらかなり煽ってしまっていてちょっと反省・・・

今回はかなりの難曲揃いだったため、終演後の達成感は心地よいものでした。

横浜交響楽団とは、次の演奏会まで共演させて頂く予定になっています。

次回は10月25日(火)、神奈川県民ホールにて。19時開演です。

いよいよ、今年1月に指揮者に就任した横響合唱団との共演です!

コロナ禍を乗り越えて、モーツァルトの「レクイエム」を演奏します。是非お越しくださいませ!私のTwitter経由でご連絡を頂けましたら無料で招待させて頂きます。

ABOUT ME
condzoomin
指揮者・ピアニスト・愛猫家。ショスタコーヴィチの作品研究と演奏をライフワークにしています。好きな日本酒は浦霞。