音楽雑談

音楽の授業で歌った、合唱曲の思い出

2024年3月。小学校や中学校の音楽の授業や合唱コンクールで歌った合唱曲のコンサートを指揮します。

クラス合唱といえば、例えば「心の瞳」とか「旅立ちの日に」、「Let’s search for tomorrow」など、題名を言われればなんとなく歌える・・・という曲も多いのではないでしょうか。

今回のプログラムの中には、私自身は歌った経験の無い楽曲もいくつか含まれておりました。ですが、譜読みを始めると、どの曲も本当に魅力的なのです。

きっと、この演奏会は幅広い年代の心に刺さるものになるんじゃ無いだろうか・・・と、そんな思いです。

演奏会の宣伝は、今回の記事の本筋からは外れるので、また後日。Twitter等では既に演奏会について発信していますので、是非ご覧ください!

残念ながら小学校時代の音楽の授業で歌った曲はそこまで多く覚えているわけではありません。そこそこ真面目に授業は受けていたと思うのですが。

先日、小学校の同級生と飲みに行った際に合唱の話になり、数少ない自分が歌った記憶のある曲の話をしたら相手は全く覚えていませんでした。まあ、もう20年以上前ですし、そんなもんですよね。その友人が伴奏を担当していたんですけどね。

記憶に残っている歌は、まず小学校1年生の時に卒業式で歌った「贈る言葉」。今思うと、渋い選曲ですね。当時は全く歌詞の意味も分かっていなかったと思います。

「翼をください」は何年生で歌ったか覚えていませんが、しばらく気に入って鼻歌で歌っていた覚えがあります。

小学5年生で、人生初のピアノ伴奏を担当しました。曲目は、「大空がむかえる朝」

伴奏だったので自分は歌いませんでしたが、卒業式の「在校生の言葉」の中での歌唱だったため、よく考えたらかなりの大舞台です。

続いて、中学校。中学1年生では指揮も伴奏もしませんでした。引っ込み思案だったのです。合唱コンクールでは課題曲に「Let’s search for tomorrow」を、自由曲に「怪獣のバラード」を取り上げました。

ずいぶん後になってから知ったんですけど「怪獣のバラード」の作曲者って「ディスコ・キッド」で有名な東海林修さんだったんですね。

この曲の伴奏はなかなか難しいですが、当時同じクラスに名ピアニストがいましたので、なんとかなっていました。私は今でもノーミスで弾ける自信がありません。

中学2年生。人生初の指揮はこの年の合唱コンクールでした。木下牧子さんの「春に」。”この気持ちはなんだろう”という歌い出しがあまりにも有名な曲ですね。

中学3年生の合唱コンクールではピアノ伴奏を担当しました。「大地讃頌」です。この曲は卒業式に歌う学校もあるらしいですが、私の通っていた中学校では毎年合唱コンクールの課題曲として取り上げられていました。

今でも合唱団の指揮者をしておりますし、合唱自体には関わっているのですが、オーケストラとの共演モノや、長大かつ難解な現代曲、組曲などが多くなり、こういった「クラス合唱」に触れる機会というのは完全になくなってしまいましたので、今回の演奏会は私自身、お話を頂いた時からとても楽しみにしておりました。

この年になってから改めて有名な合唱曲たちを聴いてみたり楽譜を見てみると、旋律も紡がれる言葉も美しいと感じられるものが多くあり、当時はそのありがたみを理解していませんでしたが、とても素敵なものに触れていたのだなと実感します。

次回の更新では、2024年3月3日(日)のクラス合唱コンサートについて触れていきたいと思います。

ABOUT ME
condzoomin
指揮者・ピアニスト・愛猫家。ショスタコーヴィチの作品研究と演奏をライフワークにしています。好きな日本酒は浦霞。